JAPANESE CINEMA MUSIC「佐藤勝の世界」(CD)のブックレットに、
以下のような佐藤勝 氏のコメントが掲載されています。
(以下、抜粋)
僕は(黒澤明監督映画「七人の侍」[1954年]の)
オーケストレーションを手伝いましたけど、
(作曲者の早坂文雄 氏が)無駄なもの一切書くなって云うんです。
これでいいんですかってほど……。反面、音色には気をつかった。
(抜粋終わり)
僕は(黒澤明監督映画「七人の侍」[1954年]の)
オーケストレーションを手伝いましたけど、
(作曲者の早坂文雄 氏が)無駄なもの一切書くなって云うんです。
これでいいんですかってほど……。反面、音色には気をつかった。
(抜粋終わり)
これはおそらく、
監督が作曲家に求めていた音楽が
もとより「無駄のない音楽」だったからでしょう。
監督が作曲家に求めていた音楽が
もとより「無駄のない音楽」だったからでしょう。
よく知られている話として、
この映画の音楽プレゼンテーションで
監督は作曲家に
「メロディを “ピアノ” を使って “単音” で弾くように」
と指示したというものがあります。
これはおそらく、
「メロディの持つ力」を判断したかったからだと思います。
アレンジされて装飾的な音が沢山ついていると
なんだかすごいように聴こえてしまいがちですが、
それではメロディの持つ本来の力は判断しにくい場合も。
この映画の音楽プレゼンテーションで
監督は作曲家に
「メロディを “ピアノ” を使って “単音” で弾くように」
と指示したというものがあります。
これはおそらく、
「メロディの持つ力」を判断したかったからだと思います。
アレンジされて装飾的な音が沢山ついていると
なんだかすごいように聴こえてしまいがちですが、
それではメロディの持つ本来の力は判断しにくい場合も。
上記ブックレットには、
作曲者による
ちょっと辛口なコメントがあったり
作曲面での興味深いコメントも載っています。
イチ映画好きとしても音楽面でも読み応えのあるものでした。
作曲者による
ちょっと辛口なコメントがあったり
作曲面での興味深いコメントも載っています。
イチ映画好きとしても音楽面でも読み応えのあるものでした。
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