古典映画を挫折せずに観る方法 3選

 

以前、民放キー局の番組で
「旧作映画をとにかくたくさん観る」
と発言したら
「ひと時代前の作品は観始めても挫折してしまう」
などと方々から言われました。

そこで今回は、
筆者なりの
「古典映画を挫折せずに観る方法」
をまとめたいと思います。
観続けられない古典映画の、観続け方。

戦前はもちろん
1950年台や60年代には
白黒の作品がありますし、
経年の関係上、音声の状態が良くないものも多くあります。
また、
映像作品のリズムは
その作品が作られた時代の人間の生活リズムと密接なので
現代映画よりもテンポ感がゆっくりな作品が多く
人によっては眠くなってしまう。
加えて、
文学的な内容のものなど
ある程度知識がないと理解できないような作品も多い。
そういったこともあり、
とにかく、途中で内容を見失ってしまいがち。
これが
挫折の原因だと考えています。

「内容が分かる」
という部分さえクリアできれば
楽しく観れるのではないかと。

必ずしも古典映画鑑賞に限った内容だけではありませんが、
次の3点を実行してみてください。

◉ あらかじめ、あらすじを読んでおく
◉ 音声の良くない古典映画は、邦画でも日本語字幕をつける
◉ Wikipediaを、出しっぱなしにする

 

簡単に言うと、
「一度の鑑賞で理解してしまうことを前提とする」
ということです。

タルコフスキーの作品など
一度で理解できないことに良さがある映画はあります。
しかし、
原則としては
二度本編を回さずに理解することを前提に準備して鑑賞しないと
内容が入ってこないのに時間だけがかかり
挫折してしまいます。

 

あらかじめ、あらすじを読んでおく

古典映画であれば
あらすじが無料公開されている作品も多数なので
それを通読しておくと
本編を観たときに内容が入ってきやすいと思います。

また、キャスト欄を見て
出演者の名と役名をざっとリンクさせておくと
なお効果的。
名前と顔を知っている役者が増えてくると
この過程がよりスムーズにいきます。

もし中盤でどうしても内容が怪しくなったら
その段階ですぐにストップして
あらすじを読み返してみてください。
「ダラダラ観ていたら、訳のわからないまま2時間過ぎてしまった」
などといったことを避けることができます。

 

音声のよくない古典映画は、邦画でも日本語字幕をつける

製品にもよるのですが、
字幕メニューを見ると
邦画でも日本語字幕をつけることができるものが一定数あります。

古典映画の場合は
経年の理由もあって音声の良くない作品が多いので
可能であれば
日本語字幕を活用してみてください。
セリフが理解しやすくなります。

 

Wikipediaを、出しっぱなしにする

Wikipediaではなく
あらすじを読んだときのサイトでもいいのですが、
いずれにしても
キャストが一覧になっているページを
PCやタブレットなどの画面へ出しっぱなしにしてください。

そして、
登場人物の関係がわからなくなったりしたら
すぐに確認します。
特に古典の時代劇などでは
登場人物が多く、名前も漢字が多数で複雑なものがほとんどなので
この方法は役に立ちます。

 


 

大きくはこれら3点が
古典映画を挫折せず観るためにできる策です。

ちなみに、
古典映画の鑑賞に限ったことではありませんが
「満腹時は観ない」
というのも意外と重要。
筆者だけか分かりませんが
満腹時って、感動できません。
それに、単純に眠くなります。

細かなことを色々と試してみて
自身にいちばん合う
挫折しない方法を見つけてください。