引き続き、
福田純監督映画「ハワイの若大将」(1963年)
を題材していきます。
今回は、
「ハワイ以外の場面でも使われた、ハワイアンテイストの音楽」について。
この作品の音楽全体を見てみると、
大きくは
アメリカがバックグラウンドになっている2種類の音楽が
主になっています。
◉ ロックンロールテイストの音楽
◉ ハワイアンテイストの音楽
◉ ハワイアンテイストの音楽
通常の「状況外音楽」はもちろん、
若大将(加山雄三)が歌う5曲の「状況内音楽」も
「ロックンロールテイスト」と「ハワイアンテイスト」に
分類されます。
本編の舞台は
日本とハワイですが、
映像が日本の場面でも
ハワイアンテイストの音楽が使われている例は
見受けられます。
映像で映している場所によって
音楽のタイプを使い分けているのではなく、
作品全体での音楽演出としたのでしょう。
また、
本編48分頃から
古屋老人(左卜全)がハワイで経営する
「YAMATO」という飲食店での場面になりますが、
この店で状況内音楽として流れている
「上を向いて歩こう」も
ハワイアンテイストのインストにアレンジされている徹底ぶり。
「上を向いて歩こう」は
1963年当時のアメリカで大ヒットしていましたし、
「ハワイの飲食店でBGMとして流れている」
という設定自体も
自然なものとなっています。
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