劇音楽についてより深く知るためにはニッチな分野の映画、
「アート(系)映画」についても踏まえておきたいところです。
「アート(系)映画」とは
「芸術的要素が強く打ち出された映画」のこと。
アート(系)映画を撮った映画監督としては、
「アンドレイ・タルコフスキー」(1932-1986)
「ジャン=リュック・ゴダール」 (1930-)
などが有名です。
特にタルコフスキーの映画は
1回観ただけでは理解しづらい作品があるので、
何回も見直すのが前提と言えるでしょう。
「時間の伸縮の仕方」を感じてみたり、
いわゆる「映像美」という言葉の意味するところが
一般的な映画とは違う方向を向いています。
「クライマックスがあって、そこへ向かっていく」
というのは、これらのような作品ではあまり扱われていません。
「アート(系)映画」について学べる書籍のうち、
入門に最適な2冊をご紹介します。
以下のどちらの書籍も
1つ1つの項目についてはあまり掘り下げられていません。
その分、入門しやすいようにアート(系)映画について紹介されています。
「アート系映画徹底攻略 (Cine Lesson)」
著者 曽根幸子、滝本誠、編集部
出版 フィルムアート社 出版年 1998年
著者 曽根幸子、滝本誠、編集部
出版 フィルムアート社 出版年 1998年
「現代映画作家を知る17の「方法」 (CineLesson)」
著者 濱口幸一、村尾静二、編集部
出版 フィルムアート社 出版年 1997年