舞台作品、映像作品、音声ドラマ作品などの「劇作品」の中には、
緊張感をコントロールする要素がたくさん含まれています。
その中には、
「音楽要素による緊張感のコントロール」も含まれます。
大きく2パターンに分けられます。
◉ 音楽そのもので緊張させて、それを解放する
◉ 劇の要素で緊張感を解放した瞬間に音楽を流す
◉ 劇の要素で緊張感を解放した瞬間に音楽を流す
これはどちらも効果的。
前者はもちろんのこと、
「劇の要素で緊張感を解放した瞬間に音楽を流す」
というパターンも頻繁に使われています。
あえて、音楽は付けないでおいて、
映像、舞台などの劇そのもので緊張感を与えておく。
そして、それが解放されたところに合わせて解放的な音楽を流す。
そうすることで、聴衆の解放感がより大きなものとなります。
緊張感を有効に表現するためには、
緊張させたい部分だけではなく、
その前後でも工夫がされているというわけです。
持続した緊張感があるからこそ、それを解放した時に解放感を感じます。
ここまでは「劇に対する音楽の付けられ方」についての話題ですが、
以下記事では、
緊張感を与える音楽要素にはどのようなものがあるのか簡潔に書いています。
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