「ミュージック•エディターMusic Editor)」は
監督の意向によっては
「テンプトラック(Temp Track)」という
「仮の音楽を編集済みの映像に入れ込む作業」も受け持ちます。
テンプトラックがある場合、
作曲家は仮の音楽を聴いてそれを参考に作曲することになります。
イメージのみを汲み取ればいいケースもあれば、
「似て非なる楽曲」を求められることもあります。
有名どころだと、
黒澤明監督映画「羅生門(1950年)」では、
ラヴェルの「ボレロ」が提示されたようです。
同監督の「赤ひげ(1965年)」はハイドン、
「どですかでん(1970年)」はビゼー、
「乱(1985年)」はマーラー etc…
単に作曲家に伝えられたのか、
それともテンプトラックだったのかは定かではありませんが…。