アーカイブ 大半が状況内音楽で構成されている映画 今回は、 齋藤武市監督映画「ギターを持った渡り鳥」(1959年) の劇音楽について触れます。 この映画の劇音楽には、 「大半が状況内音楽で構成されている」 という大きな特徴があります。 映画では「状況内音楽」より... 2022.11.09 アーカイブ古典映画の音楽
アーカイブ 現実感を強調する音声処理 「現実感を強調する音声処理」の好例が 中平康監督映画「美徳のよろめき」(1957年) の劇音楽に見られます。 音声を一瞬ドライにすることによる現実感 映画開始1時間程度のところで、 節子(月丘夢路)のシャワーシーン... 2022.11.04 アーカイブ古典映画の音楽
アーカイブ 静かな持続への異質な音要素のくい込み 今回は、 蔵原惟繕監督映画「愛の渇き」(1967年) の劇音楽について触れます。 この映画では、 「極めて静かな持続に対して、異質な要素が急に挟み込まれてくる音表現」 が多く出てきます。 「ししおどし」じゃないけど.... 2022.11.03 アーカイブ古典映画の音楽
アーカイブ 音楽のないラブシーン 中平康監督映画「密会」(1959年) の劇音楽より いくつかの音楽表現について触れていきます。 音楽のないラブシーン 本編がスタートしてまもなく、 紀久子(桂木洋子)と川島郁夫(伊藤孝雄)とのラブシーンがあります。... 2022.10.31 アーカイブ古典映画の音楽
アーカイブ 2地点同時使用の状況内音楽 滝沢英輔監督映画「絶唱」(1958年) の劇音楽より いくつかの音楽表現について触れていきます。 2地点同時使用の状況内音楽 召集令状が来たことで順吉(小林旭)は 戦地へ行くことになりましたが、 小雪(浅丘ルリ子)と... 2022.10.28 アーカイブ古典映画の音楽
アーカイブ 国内映画にジャズが多用された時代 若杉光夫監督映画「危険な女」(1959年) の劇音楽より いくつかの音楽表現について触れていきます。 劇音楽にジャズが多用された時代の作品 この映画の音楽は ほぼ全編ジャズによる音楽演出となっています。 唯一の箇所、 ... 2022.10.27 アーカイブ古典映画の音楽
アーカイブ 状況内音楽としての「調性音楽」を新鮮に聴かせる演出 どのような様式・ジャンルの音楽を用いるかが 劇作品本体の性格や方向性を決定づけます。 例えば、 大島渚監督映画「少年」(1969年)では、 全編にわたって「無調音楽」が使用されています。 完全な無調の音楽はもちろん、 ... 2022.10.23 アーカイブ古典映画の音楽
アーカイブ 映画「夜叉ヶ池」(1979年)の音楽演出 近年、幻の映画と言われていた作品が解禁されましたね。 篠田正浩監督映画「夜叉ヶ池」(1979年) を題材にします。 映画「夜叉ヶ池」(1979年)の音楽演出 「原曲の作曲意図」と「映画の内容」との共通点 この作品のラストで... 2022.10.22 アーカイブ古典映画の音楽
アーカイブ 緊張感を表現するSE的な音楽 小林正樹監督作品の中から 「緊張感を表現するSE的な音楽」を用いた例を2作品ご紹介します。 小林正樹監督映画「あなた買います」(1956年) この映画では、 主人公の岸本大介(佐田啓二)が 心の中を吐露する「モノローグ... 2022.10.21 アーカイブ古典映画の音楽
アーカイブ ピアノ音楽のみで状況を示す 映画を観ていたら、 「ピアノの音のみで、登場人物の行動を予測させる音楽演出」 を見つけました。 溝口健二監督映画「噂の女」(1954年) の後半部分で、 登場人物の「雪子」と「的場」が接吻をする場面があり、 その直前... 2022.07.23 アーカイブ古典映画の音楽