古典映画の音楽

1945年公開の映画「楽聖ショパン（A Song to Remember）」を、ピアノ的視点から、映画の魅力と特筆すべき楽曲の使われ方について詳しく解説。ベートーヴェンの心情とリアルタイムにリンクしたピアノ曲の表現変化など、注目すべき音楽演出がとられている一作です。

1945年公開の映画「楽聖ショパン（A Song to Remember）」を、ピアノ的視点から、映画の魅力と特筆すべき楽曲の使われ方について詳しく解説。使用楽曲や演出効果に注目します。

今回は、 成瀬巳喜男監督映画「妻」（1953年） を題材に 「飲食関係の状況内の音」 について取り上げていきます。 本作はいわゆる「夫婦もの」の映画ですが、 その中に「飲食関係の状況内の音」が非常に多く聴かれることが...

今回は、 恩地日出夫監督映画「伊豆の踊子」（1967年） を題材に 「ふたりの気持ちをたったひとつの楽器で表現した音楽」 について取り上げていきます。 ラスト2分20秒あたりから 太鼓の音がフェードインされてきます。...

今回は、 成瀬巳喜男監督映画「石中先生行状記」（1950年） を題材に 「終わりを思わせる ”めでたし音楽”」について 取り上げていきます。 本作は全3話からなるオムニバス形式をとっていますが、 3つの話のすべてに共...

引き続き、 福田純監督映画「ハワイの若大将」（1963年） を題材していきます。 今回は、 「ハワイ以外の場面でも使われた、ハワイアンテイストの音楽」について。 この作品の音楽全体を見てみると、 大きくは アメリカ...

今回は、 福田純監督映画「ハワイの若大将」（1963年） を題材に 「ほんとうの状況内ではない、状況内音楽」について 取り上げていきます。 本編37分ごろ、 若大将（加山雄三）が海辺でウクレレを弾きながら 「DED...

今回は、 左幸子監督映画「遠い一本の道」（1977年） を題材に 「ほぼ同じ音楽が使われたOPとED」について 取り上げていきます。 この映画では オープニング音楽とエンディング音楽に ほぼ同様のものが使用されてい...

今回は、 市川崑監督映画「日本橋」（1956年） を題材に 「エンディングのために用意された短い音楽」について 取り上げていきます。 現代映画のエンディングでは たいていタイアップで歌ものが流れます。 一方、 多...

今回は、 新藤兼人監督映画「人間」（1962年） を題材に 「停滞した同じような時間経過を表現する音楽」について 取り上げていきます。 亀五郎（殿山泰司）は 五郎助（乙羽信子）、八蔵（佐藤慶）、三吉（山本圭）の3人と...