古典映画の音楽

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未だ完成していない曲を使った状況内音楽

今回は、 吉村公三郎監督映画「夜の蝶」(1957年) を題材に 未だ完成していない曲を使った状況内音楽について 取り上げていきます。 秀二(船越英二)は音楽学校で演奏を修めており ヴァイオリン弾きになることが夢でした...
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「軍隊の楽器」を用いた音楽演出

今回は、 市川崑監督映画「野火」(1959年) を題材に 軍隊の楽器を用いた音楽演出について 取り上げていきます。 フィリピン戦線でのレイテ島がストーリーの舞台。 田村(船越英二)は軍隊および病院から見放されます。 ...
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映像では映されていない要素を説明する音楽

引き続き、 新藤兼人監督映画「愛妻物語」(1951年) を題材にします。 本編72分頃、 石川孝子(乙羽信子)が吐血する場面があり、 以下の3点で、吐血だとわかります。 ◉ 孝子は、夫の沼崎敬太(宇野重吉)へ洗面器を...
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同じ既存歌を4パターンに使い分けた音楽演出

今回は、 新藤兼人監督映画「愛妻物語」(1951年) を題材に 同じ既存歌を4パターンに使い分けた音楽演出について 取り上げていきます。 幸せを表現する、状況内音楽としての「浜辺の歌」 本編序盤、 新婚の石川孝...
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「状況内音楽」として引っ張られた、テーマのメロディ

引き続き、 中平康監督映画「月曜日のユカ」(1964年) を題材にします。 JAPANESE CINEMA MUSIC「黛敏郎の世界」(CD)のブックレットに、 この映画の音楽について 以下のような黛敏郎 氏のコメント...
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状況内音楽が「店内放送」か「店内生演奏」なのかの判断

今回は、 中平康監督映画「月曜日のユカ」(1964年) を題材に CLUBシーンの音楽表現について 取り上げていきます。 本編22:50頃からの 「CLUB SAN FRANCISCO」の店内シーン。 ジャズのBG...
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衝撃的な映像にアクセントを加える音楽

今回は、 映像にアクセントを加える音楽と、 そのアクセントの付けられ方について。 内田吐夢監督映画「飢餓海峡」(1965年)を題材にします。 杉戸八重(左幸子)が絞殺される場面で音楽が流れた後、 ラストシーンまで約1時間1...
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表情を印象付ける、オープニングテーマのカットアウト

「カットアウト」とは、 簡潔には「再生している映像または音声を電気的にストンとカットする」手法です。 「カットオフ」と呼ばれることもあります。 カットアウトの演出には様々なやり方が見られますが、 今回は、 森崎東監督映...
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無駄なもの一切書くなって云うんです

JAPANESE CINEMA MUSIC「佐藤勝の世界」(CD)のブックレットに、 以下のような佐藤勝 氏のコメントが掲載されています。 (以下、抜粋) 僕は(黒澤明監督映画「七人の侍」[1954年]の) オーケストレーシ...
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映画「山椒大夫」(1954年)の音楽演出

今回は、 溝口健二監督映画「山椒大夫」(1954年) を題材に いくつかの音楽表現について 取り上げていきます。 ■映画「山椒大夫」(1954年)の音楽演出 「2つの別々の音楽が同居しているような、1つの音楽」へと清算 ...
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