アーカイブ 2人の心情を同時に表現する音楽表現 「2人の心情を同時に表現する音楽表現」 というと、 なんだか難しそうに聞こえるかもしれません。 しかし、 成瀬巳喜男監督映画「銀座化粧」(1951年) のラストでは この音楽表現をいたってシンプルな方法で実現しています。... 2022.11.17 アーカイブ古典映画の音楽
アーカイブ 場面変化をサポートする音楽 若杉光夫監督映画「ガラスの中の少女」(1960年) の劇音楽より 場面変化における音楽表現について触れていきます。 映像での場面変化+音楽での場面変化 映画序盤、 靖代(吉永小百合)と陽一(浜田光曠)が 駅で会っている場... 2022.11.16 アーカイブ古典映画の音楽
アーカイブ 「状況内音楽」と「状況外音楽」との細かな移行 舛田利雄監督映画「青春とはなんだ」(1965年) の開始50分ごろの場面では、 「状況内音楽」と「状況外音楽」との細かな移行が確認できます。 簡易的な図にしてみました。 アメリカ民謡である「リパブリック讃歌」... 2022.11.13 アーカイブ古典映画の音楽
アーカイブ コーヒーカップが割れる音の置き換え 舛田利雄監督映画「上を向いて歩こう」(1962年) の中では、 ちょっと変わった音楽演出が登場します。 本編開始50分程度の場面、 ドラマーの卵である左田良二(浜田光夫)が コーヒーカップを持った女性とぶつかり、 そ... 2022.11.11 アーカイブ古典映画の音楽
アーカイブ 音楽ではなく、それ以外の「音」による対位法 「劇作品と音楽との対位法」 という記事では、 あえて「映像とは異なること」を ”音楽” で表現するケースを取り上げました。 一方、 「音楽ではなく、それ以外の ”音” による対位法」 も時々聴かれます。 例えば、 ... 2022.11.10 アーカイブ古典映画の音楽
アーカイブ 大半が状況内音楽で構成されている映画 今回は、 齋藤武市監督映画「ギターを持った渡り鳥」(1959年) の劇音楽について触れます。 この映画の劇音楽には、 「大半が状況内音楽で構成されている」 という大きな特徴があります。 映画では「状況内音楽」より... 2022.11.09 アーカイブ古典映画の音楽
アーカイブ 現実感を強調する音声処理 「現実感を強調する音声処理」の好例が 中平康監督映画「美徳のよろめき」(1957年) の劇音楽に見られます。 音声を一瞬ドライにすることによる現実感 映画開始1時間程度のところで、 節子(月丘夢路)のシャワーシーン... 2022.11.04 アーカイブ古典映画の音楽
アーカイブ 静かな持続への異質な音要素のくい込み 今回は、 蔵原惟繕監督映画「愛の渇き」(1967年) の劇音楽について触れます。 この映画では、 「極めて静かな持続に対して、異質な要素が急に挟み込まれてくる音表現」 が多く出てきます。 「ししおどし」じゃないけど.... 2022.11.03 アーカイブ古典映画の音楽
アーカイブ 音楽のないラブシーン 中平康監督映画「密会」(1959年) の劇音楽より いくつかの音楽表現について触れていきます。 音楽のないラブシーン 本編がスタートしてまもなく、 紀久子(桂木洋子)と川島郁夫(伊藤孝雄)とのラブシーンがあります。... 2022.10.31 アーカイブ古典映画の音楽
アーカイブ 2地点同時使用の状況内音楽 滝沢英輔監督映画「絶唱」(1958年) の劇音楽より いくつかの音楽表現について触れていきます。 2地点同時使用の状況内音楽 召集令状が来たことで順吉(小林旭)は 戦地へ行くことになりましたが、 小雪(浅丘ルリ子)と... 2022.10.28 アーカイブ古典映画の音楽