アーカイブ 国内映画にジャズが多用された時代 若杉光夫監督映画「危険な女」(1959年) の劇音楽より いくつかの音楽表現について触れていきます。 劇音楽にジャズが多用された時代の作品 この映画の音楽は ほぼ全編ジャズによる音楽演出となっています。 唯一の箇所、 ... 2022.10.27 アーカイブ古典映画の音楽
アーカイブ 状況内音楽としての「調性音楽」を新鮮に聴かせる演出 どのような様式・ジャンルの音楽を用いるかが 劇作品本体の性格や方向性を決定づけます。 例えば、 大島渚監督映画「少年」(1969年)では、 全編にわたって「無調音楽」が使用されています。 完全な無調の音楽はもちろん、 ... 2022.10.23 アーカイブ古典映画の音楽
アーカイブ 映画「夜叉ヶ池」(1979年)の音楽演出 近年、幻の映画と言われていた作品が解禁されましたね。 篠田正浩監督映画「夜叉ヶ池」(1979年) を題材にします。 映画「夜叉ヶ池」(1979年)の音楽演出 「原曲の作曲意図」と「映画の内容」との共通点 この作品のラストで... 2022.10.22 アーカイブ古典映画の音楽
アーカイブ 緊張感を表現するSE的な音楽 小林正樹監督作品の中から 「緊張感を表現するSE的な音楽」を用いた例を2作品ご紹介します。 小林正樹監督映画「あなた買います」(1956年) この映画では、 主人公の岸本大介(佐田啓二)が 心の中を吐露する「モノローグ... 2022.10.21 アーカイブ古典映画の音楽
アーカイブ ピアノ音楽のみで状況を示す 映画を観ていたら、 「ピアノの音のみで、登場人物の行動を予測させる音楽演出」 を見つけました。 溝口健二監督映画「噂の女」(1954年) の後半部分で、 登場人物の「雪子」と「的場」が接吻をする場面があり、 その直前... 2022.07.23 アーカイブ古典映画の音楽
アーカイブ 「リアル」と「ファンタジー」の融合 今回の話題は、 小栗康平監督映画「眠る男」(1996年)の劇音楽についてです。 映画終盤、 生きている人物(上村)が 亡くなっている人物(拓次)に語りかけているという 「現実の世界」と「幻想の世界」の両方を持ち合わせた場面... 2022.07.22 アーカイブ古典映画の音楽
アーカイブ 音楽でのみ理解されるその後の展開 野村芳太郎監督映画「わるいやつら」(1980年) を題材に、 「音楽でのみ理解されるその後の展開」 について話題にします。 物語中盤、 登場人物の「藤島チセ」は「戸谷信一」に向かって次のような言葉を投げかけます。 「... 2022.07.21 アーカイブ古典映画の音楽
アーカイブ 不気味な関連音声による伏線 「伏線」とは「その後に起こることを予めほのめかしておく」手法。 その使用例は 「映像自体の性格」とも密接に結びついているために多様です。 新藤兼人監督映画「落葉樹」(1986年) の終盤では、 不気味な音声による伏線が... 2022.07.20 アーカイブ古典映画の音楽
アーカイブ 「This Is Halloween」デモと完成音源の聴き比べ ヘンリー・セリック監督映画「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」(1993年) のサウンドトラック盤のうち特定のエディションには、 「オーケストレーション前のデモ」と思われるトラックが4曲も収録されています。 ◉ ... 2022.07.20 アーカイブ古典映画の音楽
アーカイブ 2つの状況内音楽を有機的に繋いだ演出 貞永方久監督映画「海嶺」(1983年)を例に、 劇作品で使われる「状況内音楽」を 直後に流れる音楽と関連づけたかのように聴こえる音楽演出 について取り上げます。 物語序盤、 登場人物の女性がピアノを弾くシーンがあります... 2022.07.19 アーカイブ古典映画の音楽