古典映画の音楽

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「環境音」などの音声と「音楽」のみで進行していく作品

「セリフ」が一切無く、 「環境音」などの音声と「音楽」のみで進行していく映画は 何作品かありますが、 新藤兼人監督映画「裸の島」(1960年) もその一つ。 【補足】 「笑い声」「泣き声」などの「声」は聴かれますが、 ...
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「実際の声」と「声に似た音声」との併置

今回のテーマは、 「実際の声」と「声に似た音声」との併置により創り出された音楽演出について。 少し変わった演出です。 溝口健二監督遺作映画「赤線地帯」(1956年) のラストシーンで 娼婦たちが客引きをしています。 ...
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ピアノ演奏の未熟さで状況内音楽であると示す

映画を観ていたら、 「演奏の未熟さで状況内音楽であると示す演出」 を見つけました。 増村保造監督映画「青空娘」(1957年) のちょうど中盤あたりで 登場人物の小野有子が屋外を歩いていると クーラウ「ソナチネ op....
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登場人物の「セリフ」がきっかけで認識される状況内音楽

前回に引き続き「状況内音楽」の話題です。 状況内音楽の使い方には色々な方法が試みられていて、 劇作品の中で様々な工夫がされています。 それらの中でも今回は 「登場人物のセリフがきっかけで状況内音楽と認識されるケース」 の使...
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心情を表現した「状況内音楽」

「状況内音楽」は、 「実際に楽器を弾く」 「店の中で店内BGMがかかっている」 などといった「ストーリーの中で実際に聴こえている音楽」。 したがって、 自然と登場人物の心情などとは無関係の音楽も多くなります。 例えば、 ...
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3種の音で緊張感を表現

「劇と音楽を使った緊張感のコントロール」という記事の中で、 「音楽要素による緊張感のコントロール」について 以下の2パターンを挙げました。 ◉ 音楽そのもので緊張させて、それを解放する ◉ 劇の要素で緊張感を解放した瞬間に音...
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映像と音楽の両面で表現された「伏線」

「伏線」について、 その表現が「映像」と「音楽」の両面でとられている例をご紹介します。 市川崑監督映画「おとうと」(1960年) の前半中頃、 「げん」が、おとうと「碧郎」の引き出しをあさっている場面があります。 この...
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「劇作品と音楽との対位法」使用映画10選

「劇作品と音楽との対位法」の手法が用いられている映画作品は山ほどありますが、 今回はその中から年代順に10作ご紹介します。 それぞれの詳細については別記事で触れます。 マルセル・カルネ監督映画「天井桟敷の人々」(194...
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白でも黒でもない劇音楽

形容詞で表せる音楽は 音楽の性質として方向性がはっきりしています。 例えば、 「悲しい・楽しい・嬉しい」 などといった形容詞がテーマになって作られた音楽は その表現もストレートであることがほとんどでしょう。 一方、 ...
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「棺桶を打つ実音」と「木質のパーカッション」との併置

映像内では「環境音」「生活音」など、 音楽以外にも様々な音が出てきます。 「状況内音楽」というよりは「状況内の音」と言えるでしょう。 これらのような「状況内の音」の特徴を 音楽面でも応用している例があります。 具体例と...
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