アーカイブ 「環境音」などの音声と「音楽」のみで進行していく作品 「セリフ」が一切無く、 「環境音」などの音声と「音楽」のみで進行していく映画は 何作品かありますが、 新藤兼人監督映画「裸の島」(1960年) もその一つ。 【補足】 「笑い声」「泣き声」などの「声」は聴かれますが、 ... 2022.07.10 アーカイブ古典映画の音楽
アーカイブ 「実際の声」と「声に似た音声」との併置 今回のテーマは、 「実際の声」と「声に似た音声」との併置により創り出された音楽演出について。 少し変わった演出です。 溝口健二監督遺作映画「赤線地帯」(1956年) のラストシーンで 娼婦たちが客引きをしています。 ... 2022.07.10 アーカイブ古典映画の音楽
アーカイブ ピアノ演奏の未熟さで状況内音楽であると示す 映画を観ていたら、 「演奏の未熟さで状況内音楽であると示す演出」 を見つけました。 増村保造監督映画「青空娘」(1957年) のちょうど中盤あたりで 登場人物の小野有子が屋外を歩いていると クーラウ「ソナチネ op.... 2022.06.20 アーカイブ古典映画の音楽
アーカイブ 登場人物の「セリフ」がきっかけで認識される状況内音楽 前回に引き続き「状況内音楽」の話題です。 状況内音楽の使い方には色々な方法が試みられていて、 劇作品の中で様々な工夫がされています。 それらの中でも今回は 「登場人物のセリフがきっかけで状況内音楽と認識されるケース」 の使... 2022.06.20 アーカイブ古典映画の音楽
アーカイブ 心情を表現した「状況内音楽」 「状況内音楽」は、 「実際に楽器を弾く」 「店の中で店内BGMがかかっている」 などといった「ストーリーの中で実際に聴こえている音楽」。 したがって、 自然と登場人物の心情などとは無関係の音楽も多くなります。 例えば、 ... 2022.06.13 アーカイブ古典映画の音楽
アーカイブ 3種の音で緊張感を表現 「劇と音楽を使った緊張感のコントロール」という記事の中で、 「音楽要素による緊張感のコントロール」について 以下の2パターンを挙げました。 ◉ 音楽そのもので緊張させて、それを解放する ◉ 劇の要素で緊張感を解放した瞬間に音... 2022.06.12 アーカイブ古典映画の音楽
アーカイブ 映像と音楽の両面で表現された「伏線」 「伏線」について、 その表現が「映像」と「音楽」の両面でとられている例をご紹介します。 市川崑監督映画「おとうと」(1960年) の前半中頃、 「げん」が、おとうと「碧郎」の引き出しをあさっている場面があります。 この... 2022.06.11 アーカイブ古典映画の音楽
アーカイブ 「劇作品と音楽との対位法」使用映画10選 「劇作品と音楽との対位法」の手法が用いられている映画作品は山ほどありますが、 今回はその中から年代順に10作ご紹介します。 それぞれの詳細については別記事で触れます。 マルセル・カルネ監督映画「天井桟敷の人々」(194... 2022.06.11 アーカイブ古典映画の音楽
アーカイブ 白でも黒でもない劇音楽 形容詞で表せる音楽は 音楽の性質として方向性がはっきりしています。 例えば、 「悲しい・楽しい・嬉しい」 などといった形容詞がテーマになって作られた音楽は その表現もストレートであることがほとんどでしょう。 一方、 ... 2022.06.10 アーカイブ古典映画の音楽
アーカイブ 「棺桶を打つ実音」と「木質のパーカッション」との併置 映像内では「環境音」「生活音」など、 音楽以外にも様々な音が出てきます。 「状況内音楽」というよりは「状況内の音」と言えるでしょう。 これらのような「状況内の音」の特徴を 音楽面でも応用している例があります。 具体例と... 2022.04.28 アーカイブ古典映画の音楽