古典映画の音楽

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状況内音楽を伴奏する状況外音楽

「状況内音楽」と「状況外音楽」は 特殊な効果を狙って同時に使用されることもあります。 (「状況内音楽と状況外音楽の同居」という記事に詳細を書いています。) 今回は、 数ある同居の例の中でも 「状況外音楽が状況内音楽を伴奏し...
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ストーリーの民族性と関連を持たせた状況内音楽

グレゴール・ジョーダン監督映画「ケリー・ザ・ギャング」(2003年)は、 1871年のオーストラリアを舞台に 実在したアウトロー「ネッド・ケリー」の生き様を描いたヒット作です。 本ジャーナルで何度も話題にしている「状況内音...
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”1つ”の音楽を”複数”の状況内音楽として聴かせる

今回の記事も「状況内音楽」関連の内容です。 「”1つ”の音楽を”複数”の状況内音楽として聴かせる音楽演出」について。 具体例として、 鍛冶昇監督映画「青春の鐘」(1969年) の一場面をとりあげます。 【状況内音楽①】...
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「環境音」などの音声と「音楽」のみで進行していく作品

「セリフ」が一切無く、 「環境音」などの音声と「音楽」のみで進行していく映画は 何作品かありますが、 新藤兼人監督映画「裸の島」(1960年) もその一つ。 【補足】 「笑い声」「泣き声」などの「声」は聴かれますが、 ...
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「実際の声」と「声に似た音声」との併置

今回のテーマは、 「実際の声」と「声に似た音声」との併置により創り出された音楽演出について。 少し変わった演出です。 溝口健二監督遺作映画「赤線地帯」(1956年) のラストシーンで 娼婦たちが客引きをしています。 ...
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ピアノ演奏の未熟さで状況内音楽であると示す

映画を観ていたら、 「演奏の未熟さで状況内音楽であると示す演出」 を見つけました。 増村保造監督映画「青空娘」(1957年) のちょうど中盤あたりで 登場人物の小野有子が屋外を歩いていると クーラウ「ソナチネ op....
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登場人物の「セリフ」がきっかけで認識される状況内音楽

前回に引き続き「状況内音楽」の話題です。 状況内音楽の使い方には色々な方法が試みられていて、 劇作品の中で様々な工夫がされています。 それらの中でも今回は 「登場人物のセリフがきっかけで状況内音楽と認識されるケース」 の使...
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心情を表現した「状況内音楽」

「状況内音楽」は、 「実際に楽器を弾く」 「店の中で店内BGMがかかっている」 などといった「ストーリーの中で実際に聴こえている音楽」。 したがって、 自然と登場人物の心情などとは無関係の音楽も多くなります。 例えば、 ...
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3種の音で緊張感を表現

「劇と音楽を使った緊張感のコントロール」という記事の中で、 「音楽要素による緊張感のコントロール」について 以下の2パターンを挙げました。 ◉ 音楽そのもので緊張させて、それを解放する ◉ 劇の要素で緊張感を解放した瞬間に音...
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映像と音楽の両面で表現された「伏線」

「伏線」について、 その表現が「映像」と「音楽」の両面でとられている例をご紹介します。 市川崑監督映画「おとうと」(1960年) の前半中頃、 「げん」が、おとうと「碧郎」の引き出しをあさっている場面があります。 この...
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