古典映画の音楽

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「カット・アウト」「状況内音楽」の同時使用

これまでに、 「カットアウト」 「状況内音楽」 それぞれについて記事にしてきました。 今回は、 これらの両方の要素を同時に含んだ例をご紹介します。 小栗康平監督映画「眠る男」(1996年)。 「アジアから出稼ぎに来...
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劇音楽の終わり方の分類

舞台、映像、音声などの劇作品に付けられる音楽の終わり方は 大きく分類して以下の3パターン。 ① 最終音を長く伸ばして終わる ② カットアウト ③ フェードアウト それぞれ表現される内容が異なるために、 特に「フィルムスコ...
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「実際に鳴っている現実音」と勘違いしがちな音

映像作品の観客が 「状況内の音(作品の中で実際に鳴っている現実音)」として把握してしまいがちな 「音楽」や「音」というものがあります。 このような要素が映像作品の中でどのように使用されているかということは 度々話題になります。 ...
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「環境音」と「音楽」を組み合わせた表現

「情景を説明する音」は 「音楽単体」もしくは「環境音単体」として表現するケースが多いですが、 今回は別の観点から 「環境音」と「音楽」を組み合わせて 一つの「情景を説明する音楽」として表現している例をご紹介します。 志...
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「音楽の使われ方」と「映像のリズム」

劇作品の音楽では、 「どのような音楽が使われるか」 ということも大きい要素ですが、 当然ながら 「音楽がどのように使われるか」 という要素によっても 映像の感じ方に変化があります。 今回は、 戦前の名作と言われて...
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音楽を使わずにピアノの音を感じさせる

映画を観ていたら、 「音楽を使わずにピアノの音を感じさせる音楽演出」 を見つけました。 ここで言っているのは、 「音楽が鳴っている」 「音楽が鳴っていた」 という感覚を感じさせるような演出のことです。 具体例を...
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「カルメン故郷に帰る」(1951年) の音楽演出より

以前に記事にした、 「状況内音楽と状況外音楽の同居」 「情景を説明する音楽」 この2つの音楽演出が ”同時に” 出てくる例をご紹介します。 一例ではありますが、 木下惠介監督映画「カルメン故郷に帰る」(1951年) ...
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セリフに合わせて音量調節される音楽

音楽演出によっては、 映像作品の中で セリフに合わせて音楽の音量調節がされる場合もあります。 種類としては大きく次の2パターンです。 ①セリフが入ってきたタイミングで音楽の音量を機械的に下げる ②セリフが入ってきたタイミン...
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状況内音楽と状況外音楽の同居

「状況内音楽」と「状況外音楽」は 特殊な効果を狙って同時に使用されることもあります。 大きくは次の2パターンです。 ①クロスフェードさせる ②どちらも通常の音量で使用することで不協和状態を作り出す クロスフェードさせる...
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状況外音楽から状況内音楽への移行

前回記述した「複数シーンで共用される状況内音楽」という記事の補足内容です。 2015年に公開されたとある時代劇映画では、 屋外で横笛を吹く人物を映して 「状況内音楽としての笛の音である」と観客に説明した後、 「屋外の別の...
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